若い方は知らないかもしれませんが、日本でも80年代程度までは、多くのご家庭でくみ取り式トイレが設置されていました。知らない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご説明させていただきますが、用を足した後に水を使って流さずに、便器の下部に設置しているタンクへ溜めていきます。便器が汚れることはほとんどありませんが、やはり悪臭があることで徐々にその姿が消えていきました。
そんな昔ながらのくみ取り式トイレを今でもそのまま設置しているご自宅もあり、リフォームを希望している方も多いです。しかし元々がくみ取り式ですので、専門業者で無ければ到底リフォームをすることは出来ません。また完全な水洗トイレにするためには大規模な修繕をする必要があり、くみ取り式のリフォームは簡易的な水洗トイレへの工事がおススメです。ただし近くに下水道管が通っていれば排水管の工事をすることによって一般的な水洗トイレにリフォームすることは出来ます。
簡易水洗トイレの設置工事についてですが、概ね5日程度の工期が必要となります。大まかな流れは、まず初日に既存のくみ取り式トイレの解体工事が行われます。2日目に配管工事が行われ、3日目に木を使った工事となります。そして4日目に内装工事が行われ、最終日に器具の取り付け工事となります。全てのリフォーム業者が同様の工程で行われるとは限りませんので、事前に入念な打ち合わせをして、どのように工事が進められていくのかを把握しておきましょう。その際のトイレの使用ですが、一般的には家の外に仮設のトイレを設置します。
また費用についてですが、70~80万円程度が相場となります。少々高額な費用となりますので、もしかしたら別の箇所のリフォームをすることによって、値引き交渉をすることも出来るかもしれませんので、リフォーム業者の担当者と仲良くなるのも一つの方法かもしれませんね。
このようにほぼ全てのくみ取り式トイレはリフォームによって水洗トイレにすることが可能になっています。
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